2010年1月6日水曜日

NHKクローズアップ現代:地産地消の『美少女図鑑』がニッポンを救う……アホらしい!

あまりのアホらしさに言葉を失いました:
クローズアップ現代 NHK 1月6日(水)放送 “逆転の発想”が日本経済を救う:"地方でも、すでにある物と人の価値を再発見し活性化につなげる動きが広がっている。新潟で誕生したのは「美少女図鑑」と呼ばれる高品質のフリーペーパー。美容室や衣料店などが地元のモデルをコーディネートし、若者にアピールすることでファッションの”地産地消”を生み出している。"
この「図鑑」という言葉はこういう意味だ:
博物学の動・植・鉱物などの全品種を分類して配列し、各品種につき形状を詳細に説明し、実物を写生または写真によって具体的に示したもの。(C)小学館
図鑑とはものの細部の特徴を綿密に具体的に示すものなのである。それを「女性」に対して使っている。オンナは「もの」として観察鑑賞するべきものだという価値観が背景にある。 クニヤが嬉々としてこのプロジェクトに賛同していることに驚いた。この「美少女原色図鑑」とやらのワーディングは、そのスキャンダラスな響きが受けて、もう30年以上使われている実に陳腐な表現。いまやスキャンダラス性すら失っている。そんなものでどうしてニッポンの将来が救われるのか!

しょせんイナカモンの「人まねコピー」的発想なのである。「グローバル化の時代」を「地産地消」で売り込むという、そもそも言語矛盾的な番組組み立てだが、NHKとしてはしょせんイナカの視聴者に受ければそれでいいのだろうが、嘆かわしいことである。イナカ価値観万歳のNHK「クロ現」はここまで墜ちたか。

イナカ文化を悪く言うつもりはないが、自分の稼ぎ以上の分配を要求するのが当たり前という「クレクレ主義」がイナカに定着してしまったことは忌まわしいことである。彼らが自民党バラマキ政治のおかげで日本の経済的支配階級と化したことで、この「クレクレ主義」文化がニッポン全体に蔓延してしまった。だからニッポンは落ち目となったのである。

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